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| 天使と悪魔 |
「天使と悪魔」を観ました。やっぱり、このシリーズ好きだな〜。
カトリック教会の新しい教皇を選出するコンクラーベの開催が迫るヴァチカンで、候補者の枢機卿たちが誘拐される。 犯人はスイスの研究所から恐るべき破壊力を持つ“反物質”を盗み出し、ヴァチカンの爆破をも企てていた。宗教象徴学者のラングドン教授は、ヴァチカンの依頼を受けてこの事件の調査を開始。 教会に迫害された科学者たちが創設した秘密結社イルミナティとの関連性に気づいた彼は、美人科学者ヴィットリアの協力を得て、謎に満ちた事件の真相を追うが―!? (アマゾンより)
この作品は、アマゾンのレビューとかを読むと、賛否両極端のようですね。 今作もダ・ヴィンチ・コード同様、原作を読んでから観たんですが、相変わらずツボを 押さえた好演出だなーというのが私の感想です。 勿論、内容的にどっちが充実しているかと言えば圧倒的に原作なんですが、それは 情報量が全然違うので、比べても仕方がないかなーと個人的には思います。 2時間強という制約の中で、いかに映画として面白く見せるかという点では十分成功 していると思いました。 もっとも人物像の掘り下げが浅い(というかほぼない)、セルン・反物質に関する描写 も弱い、謎解きも単純すぎる等言い出せばきりがないんですけど。(笑) でも、ヴァチカン、イルミナティ、反物質といった要素を絡めつつ、タイムリミット サスペンスとしてすごく面白かったです。実際の教会や彫刻作品等を目で見ることが できるという楽しみもあるし。それに、前作では自分の中で違和感があったトム・ ハンクスが、今作では慣れたせいもあってか、かなりしっくり来ました。 あと、コンクラーベの進行役の枢機卿?役の人が個人的にはすごく良かった。他の作品 でも観た記憶があるんだけど、誰だっけ?
この映画を面白いと思った人で読書好きの人なら、原作天使と悪魔は絶対面白いと思います。 是非おすすめします。
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| 告発のとき |
「告発のとき」を観ました。「ミリオンダラー・ベイビー」や「クラッシュ」の ポール・ハギスが脚本・監督を務めたということで期待して観たんですが、 期待に違わぬ素晴らしい作品でした。
2004年11月1日、ハンク・ディアフィールドの元に、息子のマイク・ディアフィールドが軍から姿を消したという不穏なニュースが告げられる。軍人一家で育った息子に限って、無許可離隊などあり得ないと思ったハンクは妻のジョアンを残し、息子を探すために帰還したはずのフォート・ラッドへ向かう。地元警察の女刑事エミリー・サンダースが彼の捜索を手伝い、一歩一歩真実を解き明かしていくのだが、そこには父親の知らない息子の"心の闇"が隠されていた。そしてこの事件に裏に潜む真実は、ハンクがこれまで信じてきていた全世界を揺がすほどの衝撃的な事実となる。疑うことなく抱き続けた自らの信念を根底から覆される時、人はどう真実と向き合い、どう答えを出すことができるのか…。(アマゾンより)
この作品の原題は「In the Valley of Elah」といいます。映画の中で、ハンクがエミリーの 息子に読み聞かせる物語でもあるんですが、ギリシャ神話のダビデとゴリアテの戦いの 舞台になる場所です。この物語の意味、教訓といったものが、少しずつ形を変えながら というか様々な意味を持たせながら、考えさせられるような内容になっていたと思います。 その場所が、現在のパレスチナの辺りというのもまた象徴的な感じがします。 アメリカを、軍隊を、息子を、誇りを持って信じ愛して来たハンクが、息子の死について 調べていく内にどんどん揺らいでいく様がうまく描かれていました。 ラストでハンクがとった象徴的な行動やオープニングで出てくるマイクが撮った映像等、 最後にうまく収斂させていて、映画的なカタルシスもあり、重いものを突きつけられ、 考えさせられる重厚感もあり、見応えがありました。 トミー・リーはいつもの捜査官役ではなく(笑)父親なので、娯楽要素は少ないものの その分深い味わいのある演技を堪能でき、相変わらずの好演でした。 やっぱり好きな役者だなー。 それと、ポール・ハギス。この人が関わった作品は本当にハズレがないと思います。 (「カジノ・ロワイヤル」の伽本も書いてるんですよ) 素晴らしい映画でした。 テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画
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| ヒストリー・オブ・バイオレンス |
「ヒストリー・オブ・バイオレンス」を観ました。「イースタン・プロミス」と同様に グロさはほとんどなく、そういう意味ではクローネンバーグらしからぬ作品で、だけど バイオレンスをテーマに緊迫感のある面白い作品でした。
家族と平穏な生活を送っていたはずの平凡な男。しかしその男には誰にも知られていない血塗られた過去が潜んでいた…。アカデミー賞をはじめ、世界中の主要映画賞を席巻した、驚愕のバイオレンス・アクションが遂に登場! トム・ストールと妻エディは2人の子供たちと静かで幸せな生活を送っていた。だがある夜、トムの営むダイナーが強盗に襲われる。突然銃を突きつけられたトムは一瞬の隙をつき強盗を射殺。一夜にしてヒーローとしてメディアにとりあげられた。そんなある日、フォガティと名乗る男が出現。トムを"ジョーイ"と呼び、その日から一家を執拗につけまわす。フォガティの不気味な言動により、不安に駆られる妻のエディ。そして家族に危険が迫った時、見事なまでの殺人テクニックを繰り広げるトムの正体がついに明らかになっていく。(アマゾンより)
観る順番が逆になってしまいましたが、これも良かったです。クローネンバーグのある意味 B級な感じも好きなんですが、そういったものがそぎ落とされたこれらの作品もいいですね。 改めて才能を感じます。 ヴィゴも良かった。あの何とも言えない表情がすごくはまってました。無口で穏やかな 男にも見えるし、内に秘めたものや陰も感じさせるし、暴力的になるところも何とも言えない 迫力で良かった。 エド・ハリスも相変わらずいいし、善人イメージの強かったウィリアム・ハートもなかなか 様になってました。 ストーリー的にも雰囲気的にもいい感じでした。 でも、ちょっと好きになれないところもありました。例えば、階段でのラブ・シーン (すごく控えめな言い方ですが)。あの状況でああいう風になるかなーとちょっと冷めて しまいました。 それと、タイトルからしても「暴力は終わらない」「暴力の連鎖」みたいなことがテーマ なのかなーと思うんだけど(子供にも血が受け継がれてるのかというシーンもあったし)、 「グラン・トリノ」で感動した後だったのが、ちょっと残念。こういうテーマ自体は好き なんだけど、タイミングが悪かった。(笑) そんなこんなもあり、個人的には、「イースタン・プロミス」の方が好きな感じです。
それと一つ疑問が。最初の二人組(この二人、ちょっと「ノー・カントリー」も 思わせて興味津々だったのが、メインではなく残念。もしかして親子?)が、トムを 見つけたとき、「ビリー」って読んでた気がするんだけど、ジョーイじゃないの? 誰か分かる方いますか? テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画
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| 氷の家/ミネット・ウォルターズ |
ずっと前から気になっていた「氷の家」をやっと読みました。 評判に違わぬ面白さで良かったです。
邸の氷室は十八世紀に小丘を模して造られた。冷蔵庫の出現にともない保冷庫としての役目を終えていたそこで、不意に死骸が発見される。胴体は何ものかに食い荒らされた、無惨な死骸。はたしてこれは何者か?…ここにはすべてがある。悲嘆も歓喜も、幻滅も信義も。これはまさに人生そのもの、そしてミステリそのもの。ミステリ界に新女王の誕生を告げる、斬新なデビュー長編!CWA最優秀新人賞受賞作。(アマゾンより)
この本の面白さはどう説明したらいいんでしょう?あまり書くとネタバレになりそう ですが、ミステリとしての面白さで言えば、巧みに焦点をずらして謎の本質を掴ませない というか、読み進むに従って次々と視点というのか展開というのが変わっていく感じが 面白いです。自分としては、クラシックなミステリの王道である、「グリーン家殺人 事件」的なストーリーを想像していたんですが、当然と言えば当然ですが、もっと 現代的なストーリーでした。でも、クラシカルな雰囲気は漂わせていて、そこがまた 魅力的なんです。 また人物的にも魔女と呼ばれ、レズビアン同士とも噂される3人の女性やそれに対する 刑事達を始め、なかなか魅力的で想像力を掻き立てる登場人物の描写にも惹かれます。 それぞれの登場人物の考え方、生き方にも共感したりなるほどなと思える部分もあって 普通小説としても面白いんじゃないかなと思います。 これが、ミネット・ウォルターズのデビュー作なんですが、次作以降も読みたく なりました。 テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学
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| 幻影師 アイゼンハイム |
「幻影師 アイゼンハイム」を観ました。なかなかいい感じの映画でした。
19世紀末ウィーン。ハプスブルク帝国末期の芸術文化の都では、大掛かりな奇術=イリュージョンが一世を風靡していた。なかでも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイムという名の幻影師。ある日、彼は舞台の上で幼なじみのソフィと再会する。今では、皇太子の婚約者として注目を集める彼女は、その後ほどなく皇太子邸で謎の死を遂げてしまう。謀殺の噂も沸き立つ一大スキャンダルの最中、アイゼンハイムはソフィの幻影を蘇らせる前代未聞のイリュージョンを発表するのだが…。(アマゾンより)
エドワード・ノートンが奇術師を演じるという予備知識だけで観たんですが、 かなり面白かったです。まず、舞台が19世紀末のウィーンということで、全体的な ムードがいいんです。美しい映像でもあり、ちょっと退廃的な感じもあり、 全体的に幻想的な感じというのかな。勿論、19世紀のウィーンなんて行ったことが ないんですが、イメージ通りというか。とにかく映像を中心に雰囲気は良かったです。 そこへ登場する幻影師アイゼンハイム。さすが、エドワード・ノートン!いい味 出してますね〜。彼が演じることによって、ただの手品師ではなく、幻影師という 言葉がピッタリ来るような雰囲気を醸し出すんですよね。 観ている内に、自分の中で勝手にこういう話だと思いこんでたのと違う展開 だったんですが、それも良かったです。 警部役のポール・ジアマッティもいい味出してましたねー。 予備知識無しの方がいいと思うので、これぐらいにしておきますが、おすすめです。 エドワード・ノートンが好きなら是非観てください。
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