お笑いコンビ「麒麟」の田村が書いたホームレス中学生を読みました。 笑えたし、結構感動しました。 ホームレス中学生 麒麟・田村裕

麒麟・田村のせつな面白い貧乏生活がついに小説に! 中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。 ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。(アマゾンより)
この本の紹介自体も、「麒麟」としての貧乏ネタもテレビでよくやっているので、ある程度の 内容は分かって読んだんですが、結構面白かったです。 雨ではなく、お湯で身体を洗えることの幸せとか、ご飯を噛み続けて味が無くなった更に後 奇跡的に現れる「味の向こう側」の話とか実体験を伴わなければ書けない話も多く、笑いながら 感心したり、楽しく読めました。 また、母親に対する思いも非常に強く、涙無しでは読めない場面もありました。 全体を通して、なかなか経験することのない過酷な境遇なのに、自分を直接こんな目に遭わせた 父親も含め、周りの人に対する感謝の気持ちが強いところは本当に感心するし、だから多くの人が 支えてくれたんだろうなとも思います。 別に無理に教訓めいたことを探さなくてもいいんですが、田村少年の「幸せのハードル」を 低くする生き方には、自分ことを振り返り、考えさせられました。
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