映画と本と、時々・・・
感動したり面白かった映画や本について日記風に書いたブログです。 日々の出来事や音楽についても気ままに書いていこうと思います。
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チェンジリング
皆様、大変ご無沙汰しております。
久しぶりに映画(DVD)を観ました。見応えのある素晴らしい作品でした。
ちなみに、タイトルの意味は「取り替え子」の意味で、ヨーロッパに昔から伝わる民話で、妖精が人間の子供をさらい、その後に置いていく妖精の子のことを意味するそうです。

チェンジリング [DVD]チェンジリング [DVD]

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1928年。ロサンゼルスの郊外で、9歳の息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、クリスティンの勤務中に、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5か月後。警察から息子が発見されたとの朗報を聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た、見知らぬ少年だった――。(アマゾンより)

クリント・イーストウッドってすごい監督ですね。彼の映画は抑えめな演出で格調の高い
作品が多いイメージがあり、この映画もそう感じたんですが、完全にその世界に
引き込まれ、感情移入しまくりながらの鑑賞となりました。
淡々とした感じもありながら、主人公のアンジェリーナを通してメッセージもビシッと
伝わってくる、(派手なアクション好きな私にも)「これぞ映画だ」と思わせてくれる
ような素晴らしい作品だと思います。
驚いたことに音楽も自身が手がけ、これもピッタリはまってたと思うし、最大の驚きは
これがほとんど実話だと言うことです。
実際にこんな事件があったんだということにも驚くし、当時の警察の腐敗ぶりや
女性差別的なところにも驚かされます。
また、確かに実話を元にしているということは、その事件そのものの衝撃も大きいん
ですが、その見せ方(演出というのか構成というのか)も非常にうまく、理解も
しやすい上に衝撃も味わえ、当時の警察やその傘下にある権力に対して激しい憤りや
恐怖も感じさせ、感情にも訴えてくるところはさすがだなと思いました。
子を思う母の気持ち(アンジェリーナも激演です)といったシンプルなものから
権力や差別の恐ろしさ、それに立ち向かう人々の気高さと色んなことを感じさせて
くれます。
話自体は相当悲惨でひどい話なんですが、人間の誇りや気高さ、希望も感じさせて
くれる作りで意外な程後味も(私には)良かったです。
観た方も多いと思いますが、未見の方はあまり予備知識を入れずに是非観てみてください。

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー
村上春樹が翻訳し直したことで話題になった、「ロング・グッドバイ」をやっと読みました。

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テリー・レノックスとの最初の出会いは、“ダンサーズ”のテラスの外だった。ロールズロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた…。私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた…村上春樹の新訳で読書界の話題をさらった永遠の名作が、読みやすい軽装版で登場。 (アマゾンより)

多分、高校生の頃だと思うんですが、清水俊二訳の「長いお別れ」を読んで以来、20年
以上ぶりに読みました。当時は結構ハードボイルドに嵌っていて、特にチャンドラーと
いうかフィリップ・マーロウは有名な名台詞が多かったせいもあり、何冊か読みました。
例えば「男はタフでなければ生きられない。優しくなければ生きていく資格もない」なんて
相当しびれました。(訳者によって表現は微妙に違うし、確か「プレイバック」という
作品に出てきます)
また、村上春樹は文学系ではダントツに好きで、登場人物にはすごく共感もするし、
憧れもする、また構築された物語の世界観もすごく好きで、読むたびに至福のひとときを
味わえる希有な作家です。
そんな村上春樹がチャンドラーを訳したということで、当時すごく読みたかったんですが、
どうもハードカバーというのが好きになれず、そのままになってたんですが、軽装版と
いうのを発見したので、早速購入して読んでみました。
内容はほとんど忘れていたというのもあって、すごく面白かったし、またまた至福の
ひとときを過ごせました。
翻訳のせいかどうかは分かりませんが、以前よりもきっちりと理解できた気がします。
そして、マーロウやテリー・レノックスに、より深く魅力を感じました。
この二人に限らず、それぞれの強さ・弱さみたいなものを味わいつつ読めて良かったです。
謎解きがメインという感じではないし、最近の小説のように手に汗握る展開で読ませる
という感じでもないので、退屈する人もいるかもしれませんが、じっくりと文章を
楽しむのが好きな人にはおすすめです。巻末にかなり長い村上春樹自身の解説も
付いているんですが、これまたチャンドラーや村上春樹のファンにはたまりません。
相当長いので、誰にでもお勧めできるわけではありませんが、興味のある人は
是非読んでみて下さい。


テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学






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