映画と本と、時々・・・
感動したり面白かった映画や本について日記風に書いたブログです。 日々の出来事や音楽についても気ままに書いていこうと思います。
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武士道/新渡戸稲造
前回予告から時間が経ってしまいましたが、今日は「武士道」のご紹介をします。

武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える   知的生きかた文庫武士道―人に勝ち、自分に克つ強靭な精神力を鍛える 知的生きかた文庫
奈良本 辰也

三笠書房 1993-01
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武士道の光り輝く最高の支柱である「義」、人の上に立つための「仁」、試練に耐えるための「名誉」―本書は、強靭な精神力を生んだ武士道の本質を見事に解き明かしている。武士は何を学び、どう己を磨いたか、これを知ることはすべての現代人にとって重要である。英文で書かれ、欧米人に大反響を巻き起こした最高の名著を、奈良本辰也が、平易な文体で新訳。(アマゾンより)

「武士道」というのは、新渡戸稲造が1898年に書いた本で、海外に向けて日本を知ってもらうために
書いたため、英語で書かれています。それを日本語訳したものがいくつかあるんですが、その中で最も
読みやすそうな現代語訳版ということで本書を読んでみました。

武士道というと皆さんはどういうことを思いますか?私は、「武士道とは死ぬことと見つけたり」とか
格好良くかつ日本人の心も現しているようないいイメージと、所詮日本の最上位階級で一部にしか
過ぎない武士による、自画自賛的な内容なんじゃないの?的なネガティブなイメージとどちらも
ありました。
読んでみると、ネガティブイメージが完全に解消されたわけではないですが、日本人全体にも
言えることだなーと思ったり、再確認して誇りが持てたり、だけど確実に失われつつあるなーと
危機感を抱いたり、日本人の財産として残して行かなきゃなとも思いました。

そして、自身武士であり、キリスト教徒でもある新渡戸が、日本人についての深い分析をした上で
西洋文化との比較の中で、分かりやすく日本人の特徴を解説し、広めてくれたことに感謝をしたい
気持ちにさえなりました。

比較の中での解説というのは、例えば、贈り物をするときに、日本人の場合は、「つまらないもの
ですが・・・」といって渡し、アメリカ人の場合は、「これは素晴らしい物です」といって
渡しますよね。アメリカ人の場合は、立派なあなたにふさわしい素敵な品物だという意味で、
日本人の場合は、素晴らしいあなたに匹敵する程立派な品物なんてありませんが、気持ちとして
受け取ってくださいという意味で、どちらも相手に対する敬意を持っているという意味では
同じなのに、表現としては逆になってしまうというようなことです。

そもそもこの本を書くきっかけとなったのは、ベルギーの法学者から「あなたがたの学校では
宗教教育が無いんですか?」と聞かれ、「宗教がないのに、どうやって子孫に道徳教育を授ける
のですか?」と驚かれたことからだそうです。
確かに西洋人の立場に立つとすごく不思議だと思いますが、日本人にとっては当たり前ですよね。
これに対する答えを武士道に求め、それについて実例を挙げながら解説しているという本です。
かなり泣けるというか、身につまされるようなエピソードも色々と書かれていて、読み物としても
面白いと思います。

なかなか書きたいことがうまくまとまりませんが、読んで良かったなと思いました。
これを読んだ上で、日本人としてどう生きるべきかということを考えるのも悪くないと
思うので、興味のある方は是非読んでみてください。
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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

ディパーテッド
これも今頃感はありますが、「ディパーテッド」をご紹介します。と言っても観たのは2ヶ月近く前なので
忘れかけてますが。(笑)

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ウィリアム・モナハン

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幼い頃から貧困と犯罪が渦巻く中で育ったビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)。優秀な警察官となったビリーは、その生い立ちを買われ、マフィアへの極秘潜入捜査を命じられる。彼の任務は、捜査官たち(マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン)と連絡を取りながら、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)の信用を得て、組織を内部から壊滅させること。一方、同じく優秀な若手警察官であるコリン・サリバン(マット・デイモン)はマフィア撲滅の特別捜査課(SIU)に配属される。署内でも人望の厚いコリンだが、その正体はコステロが警察内部に送り込んだスパイだった…。(アマゾンより)

これは、オリジナルの「インファナル・アフェア」がすごく面白かったので、リメイクはあまり
観たくないなーと思い、ここまで来てしまいました。
感想は微妙ですね。オリジナルを知らなかったら、すごく気に入ってたと思います。まず、のっけから
「ギミー・シェルター」。この反則級の超メジャー曲を持ってきて違和感なく引き込むのは
やっぱりスコセッシのセンスなのかなーと思いました。ニコルソンもうっとうしさの一歩手前で
なかなかの存在感を見せていたし。全体的にスタイリッシュなアメリカの映画になっていて、
これはこれでいいなと思いました。

でも、やっぱりオリジナルと比べたら物足りないんですよね。無間地獄という、生きながら
地獄のような苦しみが永遠に続くようなヒリヒリした感じや苦悩はそれ程強く無いし、
トニー・レオンの、いつバレて殺されるかも分からないし、マフィアの一員として誰かを殺さなきゃ
いけないかもしれないし、自分のことを証明してくれる人もほんの一握りしかいないという
苦しさを観られないところなんか。

役者陣の評価は高いようですが、私にはマット・デイモンはちょっと合わない気がしたし、
マーク・ウォールバーグも意味不明な感じでした。あとあの女医の存在も、ただの軽い女にしか
見えなくて(女優の問題ではないけど)ちょっと興ざめでした。ラストもちょっとどうかなと思うし。
見終わった直後は、なかなか面白かったなーと思ったんですが、こうして書いてみたら不満の
方が多いですね。(笑)でも、これがダメというより、オリジナルが素晴らしかったという
方が当たってる気がします。
これが面白くて、オリジナルは未見という人がもしいたら、是非観てください。

テーマ:DVDレビュー - ジャンル:映画

国家の品格/藤原正彦
今日ご紹介するのは、かれこれ5年程前の大ベストセラー、
それを何で今頃?という声は聞かないことにして紹介しちゃいます。

国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)

新潮社 2005-11
売り上げランキング : 1340

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日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の荒廃を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。すべての日本人に誇りと自信を与える画期的日本論。(アマゾンより)

さすがにベストセラーですね。アマゾンのレビューが628件もありました。(そこに感心。笑)
中には、笑っちゃうくらい痛烈に批判しているのもあって、レビューを読んでるだけでも面白い。
私はと言えば、過激で断定的な言い方も多いし、確かに100%納得できる内容ではないけど、
読んで良かったなーというのが一番の感想です。

例えば、最近すごく疑問に思っている、欧米型の論理的思考や経済至上主義的なことに対する
批判はもっともだと感じました。特に出発点が間違っていたら、その後の論理が正しければ
正しい程、より間違った方に行ってしまうというような部分とか。適当な例ではないかも
しれないけど、「会社は株主のもの」という考えとかって、やっぱりおかしいと思うんですよね。

後は、日本人が古来から持っている、情緒とか自然を敬う気持ちの素晴らしさにも納得でした。
そして、全体を通して日本人であることの誇りが持てるというのは、やっぱりいいと思います。

最近、仕事関係の人との話がきっかけで、世の中のことを知りたい気持ちが強くなっています。
例えば、何故宗教的、民族的対立は無くならないのかとか。その為に世界のことを知ろう、
歴史を知ろう、その前に日本のことを知ろう・・・というキャンペーンを展開中です。
勿論、ひとりで。ひっそりと。すぐマイブームも去ると思うけど。(笑)
で、遅ればせながら、読みやすそうなこの本を読んでみました。今は「武士道」を分かりやすく
現代語訳したものを読んでます。挫折しなければ、次のご紹介したいと思ってます。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

レスラー
続けて映画のご紹介を。

レスラー スペシャル・エディション [DVD]レスラー スペシャル・エディション [DVD]

NIKKATSU CORPORATION(NK)(D) 2010-01-15
売り上げランキング : 921

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栄華を極めた全盛期を過ぎ去り、家族も、金も、名声をも失った元人気プロレスラー“ザ・ラム”ことランディ。今はどさ回りの興行とスーパーのアルバイトでしのぐ生活だ。ある日心臓発作を起こして医師から引退を勧告された彼は、今の自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気付く。新しい仕事に就き、疎遠だった娘との関係を修復し、なじみのストリッパーに心の拠り所を求めるランディ。しかしその全てにつまづいた時、彼は悟る、例え命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラー“ザ・ラム”としか生きることが出来ない男なのだと。。。(アマゾンより)

これも良かったなー。不器用な男の生き様、一度は落ちぶれたけど立ち直ろうともがく姿というのは
しびれますね。自分も年を取ってきて、よりリアルに感じられるようになってきたのかもしれません。

それに、この映画はミッキー・ローク無しには成立しないようなリアル感がたまらなかったです。
「ナイン・ハーフ」の頃は格好良かったもんなー。ミッキー・ロークという名前もこの上なく
クールに感じたものです。(笑)そのミッキー・ロークが、まったく面影もない状態で現れ、
ショックを感じると共に感情移入してしまいました。

娘と昔なじみの道を歩きつつ、徐々に関係が修復されていくところはしみじみと「良かったなー」と
思いましたよ。なので、その後の展開は男の私でも「やっぱサイテーだ、コイツ」と思って
しまいました。せめて、そこだけはちゃんとしようよと(笑)

でも、最後にプロレスラーという、自分の帰るべき場所があるということはすごいことで、
一つのことに打ち込んできた男の魅力に溢れてました。

ラストのスプリングスティーンの歌、心に沁みました。


テーマ:DVDレビュー - ジャンル:映画

犬の力/ドン・ウィンズロウ
途切れ途切れの更新になっていますが、今日は本のご紹介をしたいと思います。

犬の力 上 (角川文庫)犬の力 上 (角川文庫)
東江 一紀

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-08-25
売り上げランキング : 1503

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メキシコの麻薬撲滅に取り憑かれたDEAの捜査官アート・ケラー。叔父が築くラテンアメリカの麻薬カルテルの後継バレーラ兄弟。高級娼婦への道を歩む美貌の不良学生ノーラに、やがて無慈悲な殺し屋となるヘルズ・キッチン育ちの若者カラン。彼らが好むと好まざるとにかかわらず放り込まれるのは、30年に及ぶ壮絶な麻薬戦争。米国政府、麻薬カルテル、マフィアら様々な組織の思惑が交錯し、物語は疾走を始める―。(アマゾンより)

いやー、最高に面白かったです。ノワール系が好きな人にはたまらないと思います。
麻薬カルテルやマフィアは勿論、アメリカを始め各国政府や聖職者まで腹黒い思惑や陰謀が絡み、
裏切りに次ぐ裏切りやトラップがはりめぐされ、飽きるところを知らない感じです。
登場人物も極悪非道なところ、消極的な悪の部分がある一方で、どこか憎めないところや
感情移入してしまう部分があり、物語の世界にどっぷり浸かってしまいました。
実名や実際の事件も登場し、中南米麻薬戦争を中心とする現代史の裏側を覗くような
気分も味わえるし、本当に贅沢な1冊でした。このミス1位も納得です。
これを読んで気になった人は是非読んで下さい。おすすめです。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学






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