映画と本と、時々・・・
感動したり面白かった映画や本について日記風に書いたブログです。 日々の出来事や音楽についても気ままに書いていこうと思います。
プロフィール

CD

Author:CD
FC2ブログへようこそ!



カテゴリー



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー
またまた更新が滞ってしまいました。すみません。
その間に、色々な方から古い記事まで遡ってコメントをいただき、感激しました。
新しく書いた記事にすぐに反応してコメントをいただけるのも勿論うれしいし、
わざわざ古い記事を探してコメントをくれるのも本当にうれしいです。
ありがとうございます!

今日はすご~く久しぶりに本のご紹介をしたいと思います。長年かかってやっと探し当てた
作品が載っていました!

山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)
山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)山口 雅也

おすすめ平均
stars《リドル・ストーリー》とその続篇を収録
stars独自の選択眼が光るアンソロジー

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
本格ミステリの華・密室トリック。国内・海外の巨匠が執筆した、意外な謎と解決が冴える傑作短編。そして伝説の名作、フランク・R・ストックトンの「女か虎か」をはじめとする「謎物語(リドル・ストーリー)」の数々―。本格ミステリ界きっての博識を誇る作家・山口雅也が初めて編纂したミステリ・アンソロジー。入門者からマニアまで、全ての読者を驚かせ、満足させる必読の一冊。 (アマゾンより)

この本はアンソロジーなんですが、特にご紹介したいのは「女か虎か」という作品です。
この作品は、多分高校生の頃に図書館で早川書房の「37の短編」という本を借りたときに
初めて読んですごく面白くて感心し、その後ずっともう一度読みたいなーと思っていた
作品でした。偶然この本に掲載されていることを知り、うれしくてすぐ購入して
しまいました。この作品はジャンル的にはリドル・ストーリーと言って、とても謎めいた
話が語られながら、最後の結末は読者に委ねるというタイプの話です。私は基本的には
最後にピッタリと辻褄があって結論が導き出される話が好きなんですが、この作品は
感性の豊かな頃に初めてこのタイプの作品を読んだせいかもしれませんが、すごく
うならされ結末について、「あーでもない、こーでもない」とず~っと考えたものです。
この本には、「女か虎か」の続編とも言える作品も収録されているし、別の有名な作品
「謎のカード」とその解決編(別の作家による一つの解答例です)も収録されており
いずれもすごく面白かったです。他にも究極の密室モノみたいな作品とかもあって
楽しめました。

「女か虎か」は10ページ長の短い作品なので、機会があれば是非読んで欲しいなと
思いますが(ネットで検索すると全文掲載されているサイトもあります。あえて
リンクはしません)、興味はあるけど実際に読む予定はないという人は、結末までの
あらすじを書きますので読んで感想をもらえるとうれしいです。

以下ネタバレ(要ドラッグ)

昔、半未開人の王様がいた。王様は闘技場を作った。命令に違反した者は、そこへ
引き出され、裁判にかけられる。闘技場には二つの扉があり、その前で容疑者は
自分の意志でどちらかの扉を選ぶ。一方の扉には凶暴な虎が、もう一方の扉には
その国一番の美女が隠れている。虎の扉を開ければ、即座に食いちぎられ殺されて
しまい、美女の扉を開ければその瞬間に許されて彼女と結婚しなければならない。

王様には溺愛している娘がいた。その娘は身分の卑しい若者と恋に落ち、そのことが
バレてしまい、その若者は裁判にかけられることになった。
裁判当日、超満員の観衆は誰一人どちらの扉に虎がいるのか知らなかったが、王女だけは
知っていた。王女は凶暴な飢えた虎に恋人が噛み殺されるところと自分よりも美しい
娘と恋人が一緒になることを想像し、恐ろしさと嫉妬で気が狂いそうになる。
王女は王様譲りの非情に激しい気性の持ち主であり、若者のことは心の底から愛していた。

いよいよ扉の前に引きずり出された若者が燃えるような目を王女に向けたとき、
王女は若者にだけ分かるように一つの扉を指さした。
若者は意を決して、王女の教えてくれた扉を開けた。
そこに現れたのは、女か、それとも虎か?

こんなあらすじです。皆さんは女か、虎か、どちらだと思いますか?
どう思ったか感想を聞かせてもらえるとうれしいです。私は皆さんの自由な答えを
聞きたいのでここには書きません。・・・というか結論が出ないというのが
当たってるかもしれません。
どちらなのかはともかくとして、この作品、面白いと思いませんか?100年以上前に
書かれたそうなんですが、100年経った今でも世界中のどこかで議論されているようです。
あらすじを読んで気に入ったら、是非全文を読んでみてください。続編も「謎のカード」
も面白いと思いますよ。



スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学


この記事に対するコメント
こんばんは
CDさん、久しぶりに本の話題ですね。
これは1冊の本に多くの短編が集められていて、
ひじょーにお得感がありますね~

「女か虎か」のあらすじを読んだ直感で書くと、
気性の激しい王女の場合だと虎を選ぶような気がします。
愛する人が他の女性と結婚するのを見るのは
プライドも高い王女にすれば一番耐えられないような。
殺されてこの世からいなくなったほうが、
自分だけのものにしておけると考えるのでは?
すごく単純な答えかと思いますが。

ちなみに私が王女なら、女を選ばせますよ。
生きていれば、いつかどこかでまた愛し合えるもの。
ちゃっかり (≧∇≦)ノ彡☆
【2009/02/27 22:12】 URL | YAN #9L.cY0cg [ 編集]


YANさん、こんばんは!
このアンソロジーは、ミステリ好きならおすすめです。
中には、ちょっとどうかと思うような作品もありましたが、
面白い作品もたくさん収録されていました。

女か虎かの感想、ありがとうございます。
私も最初に読んだ直後は、YANさんとほぼ同じ感想でした。
多分、そう考える人が一番多いんじゃないでしょうか。
でも、100年以上に渡って色んな国の多くの人々がこの結末について
考えているだけあって、本当に色んな解釈があるようです。
その考えの突飛さに感心するものも多くあります。

心優しく愛情深いYANさんなら絶対そうでしょう!
私もそんなYANさんに選ばれるような素敵な男でありたいと思います。(笑)
【2009/02/27 23:34】 URL | CD #- [ 編集]


我慢できなくてあらすじ読んじゃいました^^;
私もYANさんと同じく、王女は虎の方を指したんじゃないかな~と思いました。

でも自分ならやっぱり、女の方を指しますね・・・。だって生きてて欲しい☆><
もし間違ってでも虎を指したら、罪悪感で気が狂いそうだし。。。

この本、私も読んでみたいです♪
【2009/03/02 20:05】 URL | わさぴょん #8iCOsRG2 [ 編集]


わさぴょんさん、こんにちは!
やっぱり虎だと思いますか?私も読後すぐはそう思ったんです。
でも、気性は激しいとはいえ、その分愛情もすごく深い王女が
自分の指さしによって、心の底から愛した若者を目の前で虎に食いちぎられながら
無惨に殺されてしまうのを見ることになるんですよ。仮に目を瞑っていたにしても悲鳴や
噛み砕く音も聞こえるんじゃないかと思います。
わさぴょんと同じように罪悪感にも苛まれるだろうし。
それに王女が虎の方を指したとして、若者はそれを見てどちらを選ぶのか?という
問題もあります。更には、王様との関係性や問題そのものを無力化するような考え方等
すごく想像力豊かな答えも他で色々と見ました。
奥が深いです。気に入ったなら、あらすじを知った後でも十分読む価値はあると思いますよ。
【2009/03/03 11:30】 URL | CD #- [ 編集]


CDさんこんばんは♪
面白そうな本ですね~i-199反転のあらすじ読みました♪

王女は女のトビラを指したんではないかなぁと思いました。やっぱり恋人が殺されるのを見れないと思います。私なら間違いなく美女のトビラを教えます!

【2009/03/04 21:31】 URL | アイノワ #- [ 編集]


アイノワさん、こんばんは!
この本のすべてが面白かった訳ではないですが、「女か虎か」をはじめ
面白い作品が多かったです。
アイノワさんは女の扉だと思うんですね。
恋人が殺されるのを見るのはキツイですよね。
この作品の最後では、わざわざ「この王女の立場になって考えてください」みたいな
注意書きまで書いてあるんですが、王女ではなく自分の立場に
置き換えたらやっぱり虎は指せないですよね。
【2009/03/04 23:45】 URL | CD #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://movingscene.blog92.fc2.com/tb.php/143-719fb4c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。