映画と本と、時々・・・
感動したり面白かった映画や本について日記風に書いたブログです。 日々の出来事や音楽についても気ままに書いていこうと思います。
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ダック・コール/稲見一良
「ダック・コール」という小説を読みました。
読んでいて清々しい気持ちになるような、いい作品でした。

ダック・コール (ハヤカワ文庫JA)ダック・コール (ハヤカワ文庫JA)

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石に鳥の絵を描く不思議な男に河原で出会った青年は、微睡むうち鳥と男たちについての六つの夢を見る―。絶滅する鳥たち、少年のパチンコ名人と中年男の密猟の冒険、脱獄囚を追っての山中のマンハント、人と鳥と亀との漂流譚、デコイと少年の友情などを。ブラッドベリの『刺青の男』にヒントをえた、ハードボイルドと幻想が交差する異色作品集。“まれに見る美しさを持った小説”と絶賛された第四回山本周五郎賞受賞作。(アマゾンより)

この作品のことは、確か「このミス」で知り、ここでランクインしているくらいだから
ハードボイルドタッチのミステリなんだろうと思ってました。
読んでみると、そこには探偵が出てくるわけではなく、謎解きがあるわけでもありません。
でも、確かに印象としてはハードボイルドなところがあるんです。多分、男の生き様で
あったり、価値観みたいなものが描かれているからだと思います。
一方で、ハードボイルドというと一般的にはリアリズムを追求したものが多いと
思うんですが、この作品では何か幻想的で美しい夢のような印象が強いです。
何とも不思議なところがあるんですが、一つ一つの作品がどれも面白く、ワクワクする
楽しさもあり癒やされるところもあり、それぞれの主人公の行動に対し、共感できる
ところもあります。なかでも、ホイッパーウィルという話では、サスペンスタッチの
アクション映画を観るような感じで非常に面白かったし、密猟志願という話では
老年にさしかかった主人公と少年との関わり合いに愛おしさすら覚えるような感じで
良かったし、物語の展開としてもすごく面白く、特にお気に入りです。

この小説は、野生の鳥をキーワードに、大自然に対峙する人間が描かれたものが
多いんですが、鳥をこよなく愛している感じなのに狩りもするのかとか、
自然が好きで大切にしてるのと同時に銃器に対する思い入れも深いなとか、
矛盾というか違和感を感じた部分はあります。
そういった部分も、主人公なりの価値観と行動を通して伝わってくるものが
理解できると私にはあまり気にならなくなりました。
きれいごとだけではない現実と、男のロマンみたいなものとの両面が
描かれてるのかなーと感じました。

女性の方にはどうか分かりませんが、男ならきっと共感できる部分が多いと
思います。男のロマンや生き様みたいなものが描かれた小説が好きな方は
是非読んでみて下さい。
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テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学


この記事に対するコメント
男の生き様・・・
CDさん、こんばんは。
この本は普段私が読むものとは、ややジャンルが異なるのですが、
なぜか以前読んでました。
特に「密猟志願」が好きでした。
いろいろなジャンルに触れてみるものだなあ・・・と改めて思ったものです。
男の生き様・・・ですかね。
女から見ても、ここに描かれた物語は十分納得できて、カッコイイと思いました。
【2009/08/06 20:41】 URL | たんぽぽ #- [ 編集]


たんぽぽさん、こんにちは!

たんぽぽさんも読んでましたか。私も密猟志願が特に好きです。
いい話でしたよね。
たんぽぽさんの記事も読んだんですが、確かに男性向けな小説ではありますね。
記事の方も少し修正しておこうと思います。
でも、一つの価値観の元で自分を律しながら生きていく男ってかっこいいですよね。
【2009/08/07 10:52】 URL | CD #- [ 編集]


うーん、男としては、読んでおきたいですね。
記事からも、男のロマンを感じることができますよ。
良い情報ありがとうございます。
是非、読みたいと思います。
【2009/08/17 06:10】 URL | 亮 #- [ 編集]


亮さん、こんにちは!
男のロマンを感じる、いい作品でしたよ。
何となく亮さんには気に入ってもらえそうな気がします。
連作短編集といった感じで、テーマは共通したものを感じますが、
ストーリーは多岐に渡っているので、きっとお気に入りの話が
あると思います。
【2009/08/17 09:43】 URL | CD #- [ 編集]


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「ダック・コール」 稲見一良

「ダック・コール」 稲見一良 ハヤカワ文庫 この本の後ろ表紙にいわく、「ハード・ボイルドと幻想が交差する異色作品集。”まれに見る美しさを持った小説”と絶賛された第4回山本周五郎賞受賞作。」まったく今までに読んだことのない作者でしたかが、このうたい文句と... 映画と本の『たんぽぽ館』【2009/08/06 20:45】



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